2024年8月23日金曜日

NEUE HEIMAT film festival

8月23日からドイツで開催されるノイエハイマート映画祭で"カワウソ”が上映されます。コンペではありませんが「個人的な物語と世界的な文脈を織り交ぜた国際的な短編映画とドキュメンタリー映画祭」であり、"kawauso"のスチールがポスターとして使われています。

「疑いもなく、私たちは世界の間をさまよっています。ユートピアは昨日のことだった――誰が振り返る暇があるだろうか?出口はありません。」
世界の様々な深刻な現状について意見が交わされる場になるようです。

NEUE HEIMAT film



2024年8月11日日曜日

ブルターニュ国際映画祭で最優秀国際アニメーション映画賞受賞

8月6日からフランスで開催されたブルターニュ国際映画祭において、”カワウソ”が「最優秀国際アニメーション映画賞」を受賞しました。映画祭と審査委員の皆様には心より感謝いたします。ありがとうございました。

受賞を知らせるメールの内容を転載しておきます。

”We are pleased to inform you that your film won the Best International Animation Film Award at the Brittany International Film Festival. Our audience as well as our Jury liked your film very much. Congratulations !Everyone was very moved by the story of the extinction of this beautiful animal and the little children in the audience were amazed by the drawings. We wish a lot of succes with this beautiful film and for all your projects to come.”

https://festivaldebretagne.fr/palmares-du-festival-de-bretagne/#palmares2024


2024年6月22日土曜日

"Golden Dragon" クラクフ国際映画祭で最優秀映画監督賞を受賞

 5月26日からポーランドで開催された”クラクフ国際映画祭”短編部門において”kawauso”が最優秀映画監督賞(ゴールデン・ドラゴン)を受賞しました。

「ミニマリストとマキシマリストの両方を備えた純粋な芸術作品。人間の文明と自然の関係について、静かに立ち止まって考えさせられる、神秘的で詩的な映画です。」と審査員の方からコメントをいただきました。このような高い評価をしていただき、映画祭と審査員の方々には心より感謝申し上げます。ありがとうございました。映画祭期間中、どうしてもクラクフに足を運ぶ事ができず非常に残念でした。

クラクフ国際映画祭はドキュメンタリー、アニメーション映画、短編映画を専門とする映画祭で、国際映画製作者連盟 (FIAPF)、欧州映画アカデミー (EFA)、映画芸術科学アカデミー (AMPAS) の認可を受けているポーランドで唯一の映画祭です。大変光栄に思います。





2024年4月6日土曜日

"kawauso" 映画祭予定

4月以降、”カワウソ”が上映される映画祭が幾つか決まっているので、公式発表されているものについてここに記しておきます。

香港国際映画祭(HKIFF48) 上映日:4/5、4/8(コンペ)

ボルツァーノ国際映画祭(Bolzano Film Festival BOZEN・イタリア)上映日:4/16(コンペ外)

モスクワ国際映画祭Moscow International Film Festival)4/19-26(コンペ外)

アヌシー国際アニメーション映画祭(annecy festival)6/9-15(コンペ)


HKIFF48


Moscow

annecy


2024年3月3日日曜日

ベルリン国際映画祭終了

 

 ベルリン国際映画祭74。参加4回目となる今回はこれまでと大きく異なる印象を持って終わることとなった。開催前からドイツでは親パレスチナを表明するアーティストへの検閲に対する批判、それにともなって映画祭への不参加や出品を辞退する監督が出るなどし、国内でもネット上ではボイコットすべし!のような言葉も散見されていた。それらを踏まえ、どのような形でベルリナーレに参加すべきなのか悩ましいところであったが、結局自分はその答えを出せぬまま現地に入り、映画祭のスケジュールに翻弄され、英語の不自由さも重なりパレスチナ問題に触れること無く映画祭を終えることとなった。(やった事と言えば一度だけクーフィーヤを巻いて登壇したぐらい)

 何れにせよ、映画祭の中に入ってしまうとその圧倒的な雰囲気に圧されて様々な問題意識が薄れていったのは確かである。おそらくそれは自分だけではなく、身近で見ていた他の若い監督たちも同様だったように思う。今回のベルリナーレショーツは半数以上が西ヨーロッパの作品で占められており、それは作為的なものなのか偶然なのかは判断できないが、幾人かの監督たちは開催前からSNSで連絡を取り合い連帯し、パレスチナ問題について何かアクションを起こすことを考えていたようだった。しかし彼らも特に目立った発言はなかったように思う。(もししてたらごめんなさい)ただ授賞式で「No Other Land」(イスラエル人とパレスチナ人の二人の監督による作品)がドキュメンタリー賞を受賞した瞬間には大きな歓声と激しい拍手を送っていたのが印象的だった。


 戦後、民主主義を何よりも優先してきたドイツにとって、ベルリナーレもそのドイツの”正しさ”をアピールするための重要な場であることに違いはない。三大映画祭の中でも突出して社会問題を扱った映画を上映することは誰もが知るところであり、今回のAfD議員締め出しや、何よりも受賞結果がそれを十二分に語っていると言えるだろう。しかしベルリナーレ終了後のドイツ国内メディアや政府機関からは「反ユダヤ主義」と言う言葉が氾濫し、10.7と人質問題に触れなかった事を理由に授賞式の内容を批判する声が上がり、それに呼応するように言い訳をする文化大臣の姿もあった。

そこから見えるのは何であろう。単純に政治と文化は同質ではないということだけだろうか。或いは全く別の理由、それこそ長きに渡る一部の権力者の策略によって引き起こされてしまった矛盾に国民が翻弄されてしまったと言うことだろうか。


 戦後、歴史と向き合うこと無く現在に至る国に暮らす私に、ドイツとドイツ国民が今現在抱え込んでしまった”矛盾”について語る言葉など無いのかも知れない。それでも、そんな自分が今になって考えてしまうのがベルリナーレ開催の中、映画祭運営に携わる人達はどのような心境でいたのか。と言うことである。パレスチナ擁護を発言するだけで「反ユダヤ主義」と見做されるような状況下で、常に笑顔でゲストをサポートしてくれた彼らがどんな気持ちでベルリナーレを迎え、そして終えたのか。当然一様ではないだろうが、中には苦しい立場に立たされていた人もいたのかもしれない。ベルリナーレショーツのキュレーター、Anna Henckelの示唆的な言葉をここに転載しておく。


「現在、私たちがお互いに対話する方法は、思い込みと不信によって規定されている、それ故、人々がスクリーン上でお互いを信頼し合うとき(特にお互いのことを知らない者が)それはとても感動的だと感じます。」



 ドイツに限らず、西ヨーロッパがこれまで維持して来た”権威性”に揺らぎを感じ始めている、というのは大袈裟だろうか。しかし、だとすれば今後もこのような国家レベルの映画祭が存続していくためには、大きくその有り様を変える必要があるのかも知れない。



2024年1月18日木曜日

Berlinale Shorts 2024

 「カワウソ」がベルリン国際映画祭2024短編部門にノミネート。感謝すると共に、国際映画祭という文化的イベントが本来持っているはずの目的と効果とは何であるのか、考えてみたい。



2023年11月3日金曜日

第18回 札幌国際短編映画祭

 第18回 札幌国際短編映画祭、インターナショナル・コンペティション、ジャパン・プレミア・プログラムにおいて、「カワウソ」が選出されました。7年ぶりの映画祭、大変楽しみです。深く感謝。

2023年10月23日月曜日

メディウム

パレスチナ出身のイラストレーター、ナージー・アル・アリーの作品を見ていると、パレスチナを含むアラブ世界が西側によって何をどのように収奪され続けてきたのか、私たち日本人にでさえその苦しみの一部を知ることができるように思える。”メディウム”が本来の意味の通り不在のものと私たちを結びつける力があるとするならば、それは彼の作品のようなものを指すのかも知れない。時に”イメージ”は複雑に歪んで見え難いものを真摯に伝え、言葉以上に強く語りかける力をもっている。

「A child in palestine

(Nājī Salīm al-'Alī、1938 - 1987)


2023年10月21日土曜日

イェーテボリ・プリズマ映画祭

スウェーデンのイェーテボリ・プリズマ映画祭で、「Vita Lakamaya」の上映が予定されている。日本のショートアニメーションを特集する子供向けのプログラムのようだが、「Vita Lakamaya」はもう7年前の作品、にも関わらず上映希望を連絡してくる映画祭があることに感謝したい。上映は10月28、29日。

Göteborg Film Festival Prisma